Quinary - 第五紀

チリ


このページの記述内容は1987年(第三紀)当時のもので、写真は当時のフィルムをスキャンしたものです
トーレス・デル・パイネについては『南米絶景2015』もご覧ください

イースター島(チリ領)に行くためにチリに来た、と言っても過言ではありませんでしたが大変驚かされました
当時のチリと言えばピノチェト将軍の牛耳る社会主義独裁国家のイメージだったのですが、ヨーロッパ風の街は綺麗で洗練されていて、物はあふれ、人々は陽気で親切、ピノチェト将軍の批判さえあけっぴろげの自由と繁栄

サンティアゴでなにより驚いたのは巨大なショッピングモールや郊外の大型スーパーマーケット、そしてラジオから流れるFM放送局の数の多さ
当時の日本では大型スーパーといってもせいぜい駅前や商店街に立地するビル型程度のもので、FMにはまだ民間放送局はありませんでした
それらが実現を見たのは当時から数年〜10数年たってから
知り合ったチリ人の家族は巨大なスーパーマーケットに驚く僕をみて「日本人にはスーパーマーケットが珍しいのか?」と不思議がっていました

南部の港町ではウニ食べ放題!平皿にびっしり敷き詰めてレモンを絞ってスプーンで豪快に掻き込む食べ方と値段に感動


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アリカ ☆

太平洋に面したペルー国境に近いチリ北端の町
ラパスからアタカマ砂漠を超えて到着、但し飛行機で(笑)


サンティアゴ ☆☆☆

驚きましたよサンテイアゴ!
石造りの街並みはまるでヨーロッパのようで緑あふれ噴水吹き出す美しい町
しかも地下鉄まであってその前に訪れたペルーやボリビアとは発展段階が数段違う、というより先進国並みの洗練度
地下鉄は1975年開業とのことで、先述のFM局やスーパーマーケットを考えあわせても当時住んでいた京都よりもはるかに進んでました、はい
恐るべし南米の独裁制社会主義国(当時)チリ!

ヴィニャ・デル・マール & バルパライソ ☆☆☆☆

サンテイアゴ郊外の海辺の町、どう見てもアメリカ西海岸のサンタモニカかロングビーチ...
貧乏旅行者には気恥ずかしいくらいに光にあふれた町


イースター島 ☆☆☆☆☆

♪は〜るばるきたぜイ〜スタ〜島♪
南太平洋に浮かぶ絶海の孤島イースター島は実はチリ領なのです
飛行機から見える島はちょっと波が高ければすぐに浸かってしまうんじゃないかと思えるくらい平たい島です
言わずと知れたモアイの島
南太平洋には巨石信仰を持つ文化圏があるのですがこの島のモアイ像はその中でも独特
外界との接触もほとんどなくこの小さな島の閉じた環境の中で住み続ける住民が島のそこここに立ち続けあるいは倒され、作りかけのまま放置されているモアイの素性を知らず伝承さえほとんどないという謎、不思議...
そんなことには全く関知せず、上空をじっと見つめ続ける物言わぬモアイの列、世界中ここにしかない風景です


プンタレナス & フェゴ島 ☆☆

とりあえず南米最南端の島フェゴ島に渡ろうとやってきました
実際はフェゴ島にある最南端の町はアルゼンチン領なのですが、まぁフェゴ島まで来たってことで(笑)
プンタレナスという港町からマゼラン海峡を渡って南緯70°のポルベニールの町、南極圏です
真夏にもかかわらず風は突き刺すように冷たく、郊外まで歩いてみたもののあまりの寒さに運よく通りかかった車をヒッチハイクして町まで帰ってきました(笑)


プエルト・モント & オソルノ山 ☆☆

チリ南部の港町プエルト・モント
市場には魚貝が文字通りの山盛り!ん?その平皿にきれいに並べられているのはもしかしてウニ?
が、ウニというスペイン語を知るはずもなく、持って行った辞書は英語-スペイン語辞書だったのでウニの英単語がわからないと確認のしようもない
食べねばなるまいと一皿買うとレモンとスプーンを渡され、どうやらレモンを絞ってスプーンで掻き込むらしい
いやいや醤油とわさびでしょと言ってもそんなものはなく、言われた通りレモンを絞って掻き込むと...抜群!すみませんでした、で当然もう一皿(笑)


パイネ国立公園

このページの記述は1987年(第三紀)当時のものです
パイネ国立公園は2015年(第五紀)に訪問しました、『南米絶景2015』をご覧ください