Quinary - 第五紀

ラオス


一度目のラオス訪問は2009年、ベトナムのハノイからルアン・パバーンまで飛んできました
二度目は2013年6月から7月にかけてカンボジア国境のシー・パン・ドン、バックパッカーに人気のヴァン・ヴィエンを訪問(ブログはこちら)


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シー・パン・ドン

シー = 4、パン = 千、ドン = 島、で「4,000の島」、英語では"4,000 Islands"とも表記される
メコン川が硬い岩礁に行きあたり未だにすべてを削り尽くせずに無数の岩の中州(島)と滝が残る交通の難所、カンボジア国境の辺境の地
のどかな風景、メコン川の流れ、そこに沈む雄大な夕陽、近年まで電気も通じていなかったほどの島々に旅行者は安らぎを求めて訪れる
旅行者が訪れるのは主にドン・デット(デット島)だが、橋で繋がるドン・コーン(コーン島、コーン島は2つあるが小さなほう)のほうが人も少なく川に張り出したデッキでハンモックやチェアに寝そべって川風に吹かれながら静かに過ごせる(2013)

風景 ☆☆☆☆

メコン川の流れとのどかな田園風景は時の流れさえゆるやかにしてくれるよう

夕陽 ☆☆☆☆

西側が完全に開けた場所は意外に少なくボートでの夕陽ツアーもあるが、ドン・デット北端のファ・デット西側にある川沿いのレストラン"Little Eden"からの眺めは抜群

リーピー滝 ☆☆☆

ドン・デットとドン・コーンの間に迷い込んだ流れがメコン川本流に流れ込む場所にできた滝
両島の東側には東南アジア最大の滝もあるが舟をチャーターしさらにトゥクトゥクでの移動が必要


ヴァン・ヴィエン

ルアン・パバーンと首都ヴィエンチャンの間にあるカルスト地形の風光明媚な田舎町
メコン川の支流を浮き輪で下るチュービングやカヤック、鍾乳洞巡り、自転車やバイクでの散策などアクティビティも多いが、のどかな雰囲気に予定を伸ばして長期滞在するバックパッカーも多い(2013)

風景 ☆☆☆☆

カルスト地形独特の山紫水明の世界が広がり、太陽の光、雲のかかり具合で様々な景色を見せる

"裏"ヴァン・ヴィエン ☆☆☆☆

現地に住む日本人が命名したというソン川の西側の周回道路一帯、カルスト地形の盆地状の周縁を走るルートのため景色が良い
全行程未舗装路だが比較的整備されており一部を除き高低差も少ない
ブルーラグーンも周回道路からの脇道にある

ブルーラグーン & プーカム洞窟 ☆☆☆

町からソン川を隔てて約7km西にある乳青色の小川とその上方の崖の中腹にある鍾乳洞
基本的にはメインの道を行き大きな分岐では右に進めばたどり着けるが途中にもLagoonやCaveの看板がいくつもあり紛らわしい
暑く湿度のある道を経てたどり着く美しい木陰のラグーンは誰もが飛び込まずにはいられないほど魅力的
洞窟はこの近辺で最大の広さで東京ドームほどもあるというが、中には灯りや道順は全くなく探検気分が満喫できる
泳げる格好で(そのままでも可)、できればば懐中電灯(レンタルあり、但し古い)を持っていくことをお勧めします

ケン・ユイ滝 & ケンロン滝 ☆☆☆

町の北東約6kmのところにある比較的大きな滝、滝までの道路は未舗装でそれなりの登りがあるので自転車では厳しいかも

チャン洞窟 ☆☆

ヴァン・ヴィエンの町の南側から橋を渡ったところにある洞窟で、この辺りでは唯一、照明があり懐中電灯なしでも見られる
登り口脇には洞窟から流れ出る小川がありここでも泳げる

温泉 ☆☆(道中の景色 ☆☆☆☆)

地図に"Hot Spring"の文字を見つけバイクで行って見た
ヴァン・ヴィエンからルアン・パバーン方面に約80km(道標では76km付近)、カーブが多いため実際の走行距離は地図で見るよりも長い
道路北側に森から流れ出る暖かい泉を池のように溜めているが、右側の小さな泉の方がきれい
温泉自体はそのためにわざわざ訪れるほどではないが、周辺の景色は山の中腹からの眺めとなるため上下の広がりが感じられて雄大


ルアン・パバーン

メコン川を望むかつての都であり、現在は数多くの寺院から毎朝僧侶が托鉢に出る風景で有名な祈りの世界遺産
以下の記述内容は2009年当時のものです

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メコン川


王宮 ☆☆

街の中心にあり今は博物館になっている
夜、ダンスパフォーマンスが開催される(後述)(2009)

ワット・シェントーン ☆☆☆☆

ルアン・パバーン様式と呼ばれるビルマ風の格式高く美しいお寺
均整がとれたお堂に3層の鋭角的な屋根、仏像や壁画も美しい(2009)

ワット・マイ ☆☆

王宮近くにあるルアン・パバーンで最も大きなお寺
堂内にはエメラルドの仏像があるらしいが確認できず(2009)

プーシー・ヒル ☆☆☆

街の中心、王宮やワット・マイの向かいに高くそびえる「仙人の丘」
頂上には塔はある他はなにもないが、南側のそこここに釈迦の一生を表すといういろいろなシチュエーションの金色の仏像があり楽しめる(2009)

ワット・セーン ☆


ワット・パバート ☆


ワット・タートルアン ☆


ワット・アーム ☆


托鉢

ルアン・パバーンといえば朝の托鉢
そこここで見られるがメインストリートのインフォメーションから西側が最も多かったように思う
托鉢の列は想像以上に早足で、カメラを向けてもいいものだろうかなどと考えているうちにあっというまに通りすぎてしまう
地元の人はお供え物を用意して早くからお坊さんを待っていて、いつもと変わらぬ日常が非常に敬虔な風景であることに驚く(2009)

王宮・ダンスパフォーマンス

料金は物価からすれば驚くほど高額で舞台装置も体育館レベルだがダンスの内容は満足できるもの
値段のためか客はまばらで、内容と人気の関係はハノイの水中人形劇と対照的(2009)

街角


ナイトマーケット ☆☆☆

比較的涼しい時期(12月)だったせいか東南アジアとは思えないほど清潔感のあるナイト・マーケット
規模は大きいが簡素かつ素朴、食べ物もおいしい(2009)

クアンシー滝 ☆☆☆

ルアン・パバーンから約30km南の森の中にある滝
石灰質の川床を流れており緑がかった乳白色の滝や川が美しい(2009)