Quinary - 第五紀

バリ島


2025年1月から2月にかけて東南アジアを旅しました、題して『ついに東南アジア編』

台湾、フィリピンに次いで3か国目はインドネシア
と言っても今回の目的はバリ・ダンスとダイビングなのでバリ島のみの訪問


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バリ・ダンス ☆☆☆☆☆

ゆらぎのある音色が特徴の伝統音楽ガムランの調べにのせて演じられるバリ島の伝統舞踊
寺院での儀式(セレモニー)で神々や精霊への捧げものとして奉納されるが一部は芸術性の高い宮廷舞踊として発展した
バリでは毎日どこかしらでセレモニーが行われているとも言われ、実際、旅行中にはそこそこで目にした
ウブドでは王宮で日替わりの公演が行われる他、多くの歌舞団のパフォーマンスを鑑賞できる

プスパ・メカール(タリ・プニャンブタン)

「花咲き誇る」の意味をもつ神々や観客を迎えるための奉納舞踊
片手に花を持った盆を掲げ笑顔と穏やかな表現で歓迎の心を伝える

レゴン

バリ王国時代に宮廷舞踊として発展、華やかで精巧な衣装をまとった女性(レゴン)による踊り
ヒンドゥーの神話を題材にした物語性のある舞であり数多くの演目がある

バロン

ヒンドゥーの叙事詩マハーバーラタを主題とした奉納舞踊
巨大な獅子舞のような伝説の聖獣バロンと魔女ランダの戦いの物語

テレック

バリの世界観である善と悪のバランスを象徴的に描いた仮面舞踊
白面のテレック(善)と恐ろしい仮面と爪をつけたジャウッ(悪)の相反する存在の調和と共存を表現する

クビャール・トロンポン

打楽器トロンポンのスピーディーな演奏に合わせ、時には演奏しながら踊るエネルギッシュな舞

ケチャ

ヒンドゥーの叙事詩ラーマーヤナを主題とした勇壮な舞踊
楽器による伴奏はなく声だけでリズムが刻まれケチャの名称もその発声に由来、他のバリ舞踊とはスタイルが大きく異なる

ガムラン

主に金属製の打楽器で合奏されるインドネシアの伝統音楽、穏やかで瞑想的な響きが特徴

セレモニー

ウブド中心部での大きなセレモニー、延々と続く行列が通り過ぎるまでメインロードも完全に通行止めになる
バトゥカル寺院へ行く途中の小さな集落で出会ったセレモニー、村中総出の賑わい
アメッドで見かけたセレモニー、バロンは地区の集会所で迎えられたあと祠に帰っていった

棚田(ライステラス)

バリは火山島であり、4つの火山を頂として傾斜地が多い
火山活動と浸食が生んだ複雑な地形に広がる棚田は世界遺産に登録されている

テララガン ☆☆☆☆☆

ウブドの北約5kmの渓谷にあるライステラス、メインロード沿いの深い谷筋に棚田が連なりその美しさはバリ有数とされる
谷に降りる歩道は無料だが道路沿いの展望所は有料の場所が多い

ジャティルウィ ☆☆☆

ウブドから北西に直線距離で20km(道路に沿った経路は40km弱)ほどの丘陵に世界遺産にも登録された風光明媚なライステラスが広がる

シドゥメン ☆☆☆(評価保留)

アグン山を望む山間の農村、棚田をはじめとした田園風景が美しい
訪問時は熱帯低気圧の暴風雨のため散策できず

バトゥール湖 ☆☆☆

バトゥール山とアバン山に囲まれた火口湖一帯は世界遺産に登録されている

寺院、遺跡、史跡

ブサキ寺院 ☆☆☆☆☆

アグン山中腹にバリ・ヒンドゥーの総本山である寺院群が広がる
多くの参拝者が訪れそこここでセレモニーが執り行われるとともに大きな立体駐車場を備えた一大観光スポットでもある
入場の際には公式ガイドが付く(入場料に含まれる)が信者以外は入れないエリアもある

ウルン・ダヌ・バトゥール寺院 ☆☆☆

バトゥール山の外輪山上に建てられた寺院、かつてはカルデラ湖畔にあったが噴火による溶岩流に飲まれ現在の位置に移された
訪問時が雨だったことによるのかもしれないがそれほどの見応えはなかった

ウルンダヌ・バトゥール・ソンガン寺院 ☆☆

外輪山上に移されたウルン・ダヌ・バトゥール寺院のオリジナルの寺院
噴火の際にこの寺の社だけは残ったとされ古刹の雰囲気が残る

ティルタ・ウルンダヌ寺院 ☆☆

ソンガン寺院からバトゥール湖に向かって小道を歩くとティルタ・ウルンダヌ寺院に至る
その先に湖に面して金色のデヴィ・ダヌ女神像が立つのが見えるが歩いて行くことはできない

ティルタ・ウンプル寺院 ☆☆☆☆

静かな森の中にある聖なる泉の湧く寺院、沐浴のために多くの信者や観光客が訪れる
沐浴用の池には樋から水が流れ落ち、向かって左側から順に沐浴して回る

グヌン・カウィ・セバトゥ寺院 ☆☆☆

清浄な水をたたえる池と水浴場のある美しい寺院
派手さはないが水音と緑の調和した静寂な空間

グヌン・カウィ遺跡 ☆☆

300段超の石段を下った先の崖に彫られたバリ最古級の遺跡
11世紀のバリの王族の陵墓と伝えられる10の祠堂(チャンディ)が残る

プンリプラン ☆☆☆

北から南に下る広い石畳の両側に伝統的なバリ様式の民家が整然と並ぶ
民家の多くは土産物屋やカフェとして営業しており見学することができるが、団体旅行客が多いこともあってテーマ・パークのようにも見える

クヘン寺院 ☆☆☆

丘の急斜面に沿って境内が階段状に連なる独特な形状の寺院
かつてはこの地域の王国の寺として崇められたという

ランプヤン寺院 ☆☆☆☆

アメッドの南15km、ランプヤン山の中腹に位置する寺院、急こう配の坂を登った先の崖を望む境内に大きなヒンドゥーの割れ門が聳える
割れ門の正面に大きくアグン山が見えるため人気の撮影スポット(訪問時は雲で見えず)で、参拝チケットには撮影待ちの番号札が渡される(但し、水面に映っているように見える写真は鏡を使ったトリック写真)

ティルタガンガ ☆☆

ランプヤン寺院から西5kmに位置するかつての離宮
ティルタガンガとはガンガ(ガンジス河)の水を意味し、池や噴水・プールなどがある

バトゥカル寺院 ☆☆☆

バトゥカル山の山腹にある大きな寺院
神聖な雰囲気と静寂さは日本の古い山岳神社に通じる雰囲気

ダイビング(評価保留)

バリ島北東部のアメッド、トゥランベンでスキューバとシュノーケリング
海岸からすぐの場所に沈船がある人気のスポットだが残念ながら訪問時の1月は雨季
うねりがあって透明度の低い季節であるうえ雨模様で水の中は暗かった、再訪を期す