Quinary - 第五紀

エローラ、アウランガバード


2019年11月から12月にかけてインドを旅しました

世界史の教科書にも出てくかの有名な石窟群エローラはもちろん世界遺産
アウランガバードは山深い場所にあるエローラへの観光拠点となる町です

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エローラ石窟群 ☆☆☆☆☆

インド中西部デカン高原の硬い玄武岩の崖に掘られた石窟群、仏教、ヒンズー教、ジャイナ教の3宗教あわせて34の石窟が掘られた
各宗教の石窟が掘られた時期はおおよその年代がわかれているが異なる宗教の石窟が並行して掘られた時期もあったとされ、まるで計画的に区割りされたかのよう

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仏教石窟群

エローラで最初に掘られたのが5〜7世紀の仏教石窟群、現在の第1〜12窟にあたる
以後石窟群はここから崖に沿って北西に向けて掘られていったため場所的には最南東部に位置する
第5窟までは比較的簡素な造りだが第6窟以降は規模も大きく見ごたえあり
特に仏教石窟群としては最後期に造られたとされる第10窟は他の石窟とはまるで違った構造をしておりかまぼこ型のドーム天井が圧巻

第1窟 ☆☆

第2窟 ☆☆

第3窟 ☆☆☆

第4窟 ☆

第5窟 ☆☆☆

第6窟 ☆☆☆

第7窟、第8窟、第9窟 ☆☆☆☆

第10窟 ☆☆☆☆☆

第11窟 ☆☆☆☆

第12窟 ☆☆☆☆


ヒンズー教石窟群

7世紀以降に造られた第13〜29窟がヒンズー教石窟群
第16窟はカイラーサナータと呼ばれる露天の巨大構造物で石窟と言うよりも岩盤から掘り出された大寺院
完成に100年の歳月を要したとされその構造は岩盤から掘り出したとは到底思えない精密さと完成度を誇る
第15窟、第23〜29窟(立ち入り禁止の第28窟を除く)も興味深い

第13窟 ☆☆

第14窟 ☆☆☆

第15窟 ☆☆☆☆

第16窟 ☆☆☆☆☆

第17窟 ☆☆☆

第18窟 ☆☆

第19窟 ☆☆

第20窟 ☆☆☆

第21窟 ☆☆☆

第22窟 ☆☆☆

第23窟、第24窟(ガネーシャ・グループ) ☆☆☆

第25窟 ☆☆☆

第26窟 ☆☆

第27窟 ☆☆☆

第28窟(立入禁止)

第29窟 ☆☆☆☆


ジャイナ教石窟群

9世紀から10世紀にかけてヒンズー教石窟群から北西に500mほど離れた場所に掘られた第30〜34窟がジャイナ教石窟群
規模は仏教やヒンズー教の石窟群に劣るが、内部で連結している第32・33窟の彫刻は精巧で洗練された美しさを持つ

第30窟 ☆☆☆

第31窟 ☆☆☆

第32窟、第33窟 ☆☆☆☆

第34窟 ☆☆



アウランガバード

世界的に有名なエローラやアジャンタへの観光拠点となる町
両遺跡へはローカルバスも頻繁に出ているがエローラへは片道1時間程度なのに対しアジャンタへは3時間程度を要するうえ訪問時は道路工事のためずっと悪路だった
近郊にはミニ・タージとも称される美しい霊廟や巨大な城塞、石窟群等の見どころもある

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ビービー・カ・マクバラー ☆☆☆

タージ・マハルをモデルに建てられた霊廟、全体の構成や建築物のフォルムはかなり似ている
財政的な問題もあり規模・質ともにタージ・マハルには及ばないものの本家を知らなければ十分に楽しめるに違いない

アウランガバード石窟群 ☆☆☆

アウランガバード郊外にある仏教石窟群、やや離れた2群に分かれた5窟ずつ計10窟が6〜7世紀に掘られたとされる
仏教石窟のみだがエローラのミニチュア版といった趣き

第1窟

第2窟

第3窟

第4窟

第5窟

第6窟

第7窟

第9窟

第8窟

第10窟


ダウラタバード ☆☆☆

アウランガバードからエローラへの途上にある大きな城塞
平原に聳える山城のイメージでラジャスタンの城塞に見られるような市街を構成する建造物や住宅は少ない

アラムギール・ダールガー ☆☆☆

エローラの手前の町にあるイスラム教の聖地
ムガール帝国皇帝アウラングゼーブがこの地に葬られることを望みその墓も敷地内にあるが聖人のものと比べて極めて質素