Quinary - 第五紀

マンダレー


2013年5月30日から6月21日まで変化著しいミャンマーを訪問しました
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マンダレー

ミャンマーの古都で最後の王都がおかれた町、現在は高い建物こそほとんどないもののヤンゴンよりも活気のある大都市
見所はマンダレーの市街地よりも郊外のかつて都が置かれたいくつかの町の方が多い

マンダレー・ヒル ☆☆

市街地北東部にある標高236mの丘に複数の寺院が点在するが丘全体がひとつの聖地となっている
頂上からの眺望はそれなりに素晴らしいが、麓から歩いて登っても「ここが頂上?」という感じでそれほどの感慨はなかった

旧王宮 ☆

建物はすべて戦争で焼失し、残ったのは一辺3kmの広大な正方形の城壁だけだという
現在は西側に旧王宮の建物が再建されてはいるが、形こそ似せて作られてはいるものの安普請の感は否めず管理も今ひとつで見る価値はない
現政権の感心の低さが垣間見える気がした

チャウットージー・パヤー ☆☆

旧王宮とマンダレー・ヒルに挟まれた一画に3つのパヤーがあり一番西側がこのパヤー、大理石の仏足石がある

サンダムニ・パヤー ☆☆☆

チャウットージー・パヤーの道路を隔てた東側にあり、1,774もの細長い小さな仏塔が並ぶ
但し、整然としすぎていて趣きはいまひとつ

クドードォー・パヤー ☆☆

こちらも多くの小さな仏塔が並ぶがサンダムニ・パヤーのものとは異なり四角柱に四角錐が乗った形状で高さもそれほどでもない

シュエナンドー僧院 ☆☆☆☆

この近辺で唯一お金を払っても見る価値があると思われるのがここ(マンダレー及び近隣の町のいくつかの観光地に入る共通チケットがあり、旧王宮とここではそれが必要、マンダレー・ヒルや近くの3つのパヤーは必要なし)
チーク材で造られ元々は王様の住居だったのがその後僧院として使用された
屋根や壁の彫刻が良い状態で残っており見事

マハムニ・パヤー ☆☆

マンダレーの最大にして最も重要なパヤーで、 高さ4mの大きな仏像に金箔を貼る人の列が絶えない
格式が高いためかあるいは係員の基準の違いかは不明だがミャンマーで唯一、短パンを理由に仏像への接近を断られた
建物自体は特に変わったものではないが参道に仏像を作る工房が入っていた

シュエインピン僧院 ☆☆☆

総チーク造りの僧院だがやや古く、傾いている
屋根の飾りは見事だが周囲の壁等には彫りがなく、全体としてはシュエナンドー僧院の方が見応えはある


アマラプラ

マンダレーの南11km、タウンタマン湖のほとりの町でかつて都が置かれたことも

マハーガンダーヨン僧院 ☆☆☆☆☆

1,500人を超える修道僧が暮らすミャンマー最大級の僧院
森の中のそこここに寄宿舎が立ち小さな子供から青年までが勉強しながら暮らす
僧院は外部に対して開かれていて見学や写真撮影も自由、毎日10:15の食事の時間には施しの食事を持参した信徒の前に1,000人を超えるお坊さんが整然と托鉢の列を作り、托鉢をして食事をする光景は圧巻

ウー・ベイン橋 ☆☆☆

タウンタマン湖に掛かる1.2kmに及ぶ木造の橋、160年前のものだそうだが補修を重ね現在でもその上を人が歩く


サガイン

アマラプラからエーヤワッディ川を橋で渡った先の街、かつては王都であった時期も

サガイン・ヒル ☆☆

川にかかる2本橋のうち北側の新しい橋のさらに北側にある丘に150以上の仏塔や僧院が点在する
頂上からは川の遥彼方にマンダレーも見え眺望は良い

カウンムードー・パヤー ☆☆☆☆

サガインからさらに西に10kmほどのところにある高さ45mの巨大なお椀型の仏塔で間近にみると圧倒される
かつては白かったのをこの数年の間に政府が金色に塗ったらしい
外国人はほとんど来ないらしいがミャンマー人の参拝者は多い


インワ

サガインがエーヤワッディ川の西側にあるのに対しインワは東側、但し、支流に阻まれ観光客は渡し舟でインワに渡ることが多い
静かな佇まいに特徴的な建物が点在するが見所は比較的広い範囲にわたり、しかも森の中の標識もないぬかるんだ畦道を進まなければならないため実質的に馬車で観光する以外に手はなさそう

ヤダナーシミ・パヤー ☆☆☆☆

田んぼの中にある小さな遺跡だがタイのスコータイの寺院を彷彿とさせ、これまで見たミャンマーの他の寺院とは趣が異なり興味深い

バガヤー僧院 ☆☆☆

総チーク造りの僧院でやはりここも静かな佇まいが印象的、若いお坊さんが本を読む傍、小さな子供が2人、机に向かって勉強する光景が印象的だった

ローカタラピェ・バヤー ☆

定番のコースにはなく追加で回ってもらったは期待はずれ、普通のパヤーで仏像は一枚の大理石から削り出されたそうだが見た目にはわからない
追加料金がかかったがバガヤー僧院の近くにある

監視塔 ☆

やや傾いていて趣きはあるが登っても近在の仏塔等は樹木から頭を出すか出さないかで見晴らしはよくない、但し、サガイン・ヒルはよく見える

マハーアウンミェ僧院 ☆☆☆

珍しく黄色の砂岩で出来ているように見える美しい僧院、彫りも深く美しい僧院だが今は使われていない


ミングォン

マンダレーからエーヤワッディ川を北西側に渡ったところにあるかつて王都だったこともある小さな村
巨大な仏塔跡があるがそれ以外は見所に乏しい

ミングォン・パヤー ☆☆☆

世界最大の仏塔を造るべく造営が始められたが王の死により中断してしまった未完の遺跡、完成していれば土台の底辺が一辺72m、高さ150mになったという
遠くからもそれと分かる威容を誇り、参道に控える大きなライオン像は左右とも崩れているが確かに大きなものでその奥に控える仏塔に相応しい
仏塔は基壇の部分を作っただけで放置された後、地震で大きく傷んでいて、崩れた風情、大きさがチェンマイのワット・チェディ・ルアンに似ている
傷みが激しく仏塔頂上には登れない

ミングォンの鐘 ☆

ひびの入っていない鐘としては世界最大級らしいが特に感動はない

シンピューメー ☆☆

内部に登り階段があって上の方まで登ることができ、ミングォン・パヤーを眺めるにはいいロケーション

サットーヤ・パヤー ☆

仏足石はそれなりだがパヤー自体は寂れて傾いて見える


街角